リクルーターっていったいどんな人たちであろうか。採用時期に人事担当者の補助要員として任務に当たる社員である。企業と学生を結ぶパイプ役といってよかろう。主に出身大学の後輩に関して、就職意識を聞き取り調査したり、実際の動向を確認しながら、人事部に報告する。時として、面接に借り出されるケースもある。採用における企業最前線のハードルと捉えておけば間違いない。
金融関連は、厳しい就職環境においても他業界より採用人数は多い。就職戦線も中盤にさしかかると、突然ゼミやサークルの先輩から仲間を集めておくように連絡が入る。
採用選考が始まってからは、じっくり学生を見極める時間がとれない。事前に社員を出身大学に派遣して、就職活動の相談を装って、後輩たちの本音を引き出し、自社に好ましい人材を発掘する。一般にゼミ説と呼ばれているもので、まさにリクルーターの出番である。めぼしい後輩は、採用母集団に組み込まれ、一般学生より有利に選考の土俵にのぼるのである。
単に大学の先輩からの電話と思っていたらリクルーターであったということも十分考えられる。エントリーしただけの企業から、突然電話が入ることもある。企業からの電話は十分に注意を払うことだ。企業研究が進んでなく志望が固まっていなくても、連絡を受けたら「待ってました」と声を弾ませて対応することである。電話の対応次第では、バッサリ切り捨てられることもある。企業研究を進めたら自分にぴったりの企業だとわかっても後の祭り。就職活動は生き残りゲームで、復活など望むべくもない。
