■企業研究に不可欠なOB・OG訪問
誰しも企業研究する際、手持ちの資料で判断するケースが多いはずだ。活字情報なり映像で業態・経営戦略など概略はつかめるかもしれないが、風土であり、社員が仕事とどうかかわっているかはつかみ切れない。実際に働いている人を通して感じるしかない。
就職はアルバイトと異なり、雰囲気が合わないからとすぐに辞めるわけにはいかない。我慢して勤めているとストレスが溜まり仕事の能率も低下してくる。自分ひとりだけの問題ではなくなり、周囲に迷惑をかけることになる。社会問題になっている若年早期退職者の大半は相性のミスマッチからやむなく転職していった人たちである。
気持ちよく働くためにも、OB・OG訪問は欠かせない。先輩談には主観が入りがちで、一人だけだと後でこんなはずじゃなかったのにと悔やむことになりかねない。できるだけたくさんの先輩に会うことだ。共通でくくれる話こそ、その企業の実態である。
志望企業にゼミ・サークルの先輩がいないのでOB・OG訪問できない。非常に多い悩みだ。何のためのOB・OG訪問か? 悩む前に考えてほしい。ゼミ・サークルの先輩がいなければ大学の先輩、高校の先輩、親戚、近所のお兄さんお姉さんと周囲を見渡すことである。
これでも駄目なら志望企業の近くに行き、直接社員をつかまえ理由を話して協力してもらうくらいの積極性がほしいものだ。少子化時代の純粋培養世代の弱点だが、お膳立てしてもらうことに慣れきっていて躓くとすぐ助けを求める悪しき習性がある。
いま、採用環境は一変している。真面目にコツコツやるだけでは評価されない。貪欲に自分で考え判断し行動の取れる人しか企業は相手にしないのである。ぜひ受け身から脱皮し、行動派へと変身してほしい。
